2021年の年初から3月初旬までの冬場、千倉海岸壁画再生プロジェクトに参加しました。いくら温暖な南房総とはいえ冬の海岸での壁画制作、ハードワークではありましたが頑張って仕上げました。地元のアーティスト約20名と共に500mにわたる防波堤を絵画で彩りました。
他のアーティストの皆さんの作品も大変充実した力作で見ごたえのあるものとなっています。新しい観光スポットになったと思います。ドライブがてらお越しになって是非ご覧ください。
2021年の年初から3月初旬までの冬場、千倉海岸壁画再生プロジェクトに参加しました。いくら温暖な南房総とはいえ冬の海岸での壁画制作、ハードワークではありましたが頑張って仕上げました。地元のアーティスト約20名と共に500mにわたる防波堤を絵画で彩りました。
他のアーティストの皆さんの作品も大変充実した力作で見ごたえのあるものとなっています。新しい観光スポットになったと思います。ドライブがてらお越しになって是非ご覧ください。
手話学習者の友人からこの作品を紹介されました。先ずは、指文字で描かれている事が嬉しかったです。また、Peaceと国際手話まで入っていてびっくりしました!「海空へLOVEとPeaceを筆に込め」。坂本さんらしいメッセージと色使いだと思いました。…指文字で描いたきっかけが知りたいです!!…手話との繋がりを探せませんでした。
白澤寛子様
こんばんは。メッセージありがとうございます。僕の指文字壁画に興味を持って下さり嬉しいです。今回の壁画、正直に言いまして描く内容にとても悩みました。
まず壁画というものを描いたことがなく画材もペンキで描かなければならなかったのです。僕が馴染んでいる画材や大きさとはかけ離れていました。それでモチーフはいつもの感じで抽象的な表現をしてもいい作品が描けないと思ったのです。
しばらくどうしようかな、と考えていましたが、海岸の壁画では具象的表現の方がアピールしやすいと考えました。自分は元々美大の日本画専攻卒業なので、例えば動物の絵とか具象的表現に抵抗はありません。でも動物だと他の人も描くだろうな、とかしばらく悩みました。
ある時台所で水仕事をしていた時、白いゴム手袋が目に入りました。その時なぜか「これだっ!」とひらめいたのです。鮮やかな色の背景に白い手がパントマイムのように動いて見えたら面白いかな、と。でもただ動いていてもつまらないからこれでメッセージを描こうと思いました。そこでなぜ指文字に繋がったのかは自分でもよく覚えていません。
メッセージの内容は何でもいいのでしょうが、公の場所にずっと残るものなので平和を願うという感じが無難かな、と思ったのです。 あとは画面に対しての文字の数やサイズ感を考えて五七五ぐらいがいいかなと。
あそこの場所で絵画的に面白い表現になるかな、と思ったのです。なので手話を日常的に使っている方には申し訳ないような気もしています。長くなりましたがいきさつはこんな感じです。お分かりいただけますでしょうか。